繊維筋痛症
- Acuremee
- 2023年1月28日
- 読了時間: 1分
更新日:8月18日
線維筋痛症とは?
線維筋痛症は、全身に原因不明の慢性的な痛みやこわばりが現れる疾患で、人口の約1.7%(約200万人)が発症しているといわれています。特に40〜50代の女性に多く見られるのが特徴です。
患者さんの日常生活動作(ADL)や生活の質(QOL)は大きく低下し、場合によっては関節リウマチよりも不自由さが強いという報告もあります。
主な特徴
筋肉や関節の深部に及ぶ強い痛み
全身に広がる痛覚過敏
うつ症状や睡眠障害などの随伴症状
ストレスで悪化しやすい
治療について
「線維筋痛症診療ガイドライン」によれば、治療の中心は神経障害性疼痛薬などの薬物療法です。一方で、鍼治療も有効な方法として位置づけられており、痛みやこわばりの緩和に加えて、不眠や疲労感の改善にも役立つと報告されています。
特に、鍼通電療法(鍼に微弱な電気を流す治療法)は推奨されており、当院でも取り入れています。薬だけに頼らず、鍼灸という自然な方法で症状改善をサポートできます。
