自律神経の失調による体の不調には、#井穴刺絡を良く利用して施術を行います。井穴刺絡の施術対象となるのは、整形外科疾患にとどまらず、内臓の不調からアレルギー疾患に至るまで、実に幅広く存在します。
そこで良く聞かれるのが、「うちの子供にも井穴刺絡で治療できますか?」
お子さんが小学生より大きければ、大人と同じ井穴を使って施術できると思います。井穴の刺激には、当ブログでも紹介しているアルミ玉で十分でしょう。
では、お子さんが小学生より小さい幼児だったらどうでしょうか。幼児の経絡は、大人のそれとは異なると考えられているようです。例えば、大人の消化器に影響する脾経・胃経は足の母趾・示趾にそれぞれ存在しますが、幼児の脾経・胃経は手の母指にあります。ですから、お子さん(幼児)の食欲が落ちていたり、便秘・下痢気味だったりしたときには、親指(手掌側)を軽くモミモミしてあげるのが最良の手当となります。その点において、井穴刺絡の要領とはちょっと異なります。
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