変形性膝関節症は、膝関節の軟骨のすり減りなどにより、膝関節に炎症が起きたり、変形したりして痛みが生じる疾患です。中高年の方、特に女性に多く見られます。鍼治療は、炎症の鎮静化、痛みの除去、そして関節の機能回復に非常に有効です。

繊維筋痛症は、全身性に原因不明の慢性疼痛やこわばりが表れる疾患です。繊維筋痛症診療ガイドラインでは、鍼治療は、痛みやこわばりを減少し、随伴症状である不眠や易疲労を改善する療法として推奨されています。

耳鳴りは、明らかな体外音源がないにもかかわらず感じる異常な音感覚です。早期の鍼灸施術で改善する可能性が高まります。

帯状疱疹と聞いて鍼灸を連想する方はほとんどいないと思います。しかし、鍼灸施術は帯状疱疹や帯状疱疹後神経痛にも有効です。

コロナ感染後遺症やコロナワクチン後遺症に関する問い合わせが増えています。当院の鍼灸施術では、倦怠症状の強い方（PS3以上、数週間継続）には解毒施術、頭痛や咳、筋肉痛などの限局した症状の場合には井穴刺絡を行っています。

腰痛の85%は、非特異的腰痛と呼ばれ、原因を特定できません。このような腰痛であっても、鍼灸治療で鎮痛効果を得られる可能性は十分にあります。